オンライン工場見学
ゼンリンプリンテックス

住宅地図ができるまで

ようこそ、ゼンリンプリンテックスへ。

テックスくん

僕(ぼく)は、工場案内(こうじょうあんない)ロボットの「テックス」だよ。地図には世界地図とか道路地図とか、いろんな種類(しゅるい)があるんだけど、今日は、街(まち)の様子がくわしくのった、住宅地図(じゅうたくちず)ができるまでを見学をしてみよう!

住宅地図帳
ゼンリンプリンテックス外観

ここがゼンリンプリンテックスだよ。その★住宅地図を作っているのが、九州のいちばん北、福岡県北九州市にある「ゼンリン」、「ゼンリンプリンテックス」という会社なんだ。「住宅地図ってなに?」と思った君は★マークをクリックしてみて。

テックスくん

じゃあ、さっそく工場の中に入ってみよう。

プリン博士

ちょっと待ちたまえ。

テックスくん

あ、プリン博士(はかせ)!

プリン博士

やれやれ、ちゃんと案内できるのかのう・・・。その前に、住宅地図がどんなところで使われているか知っているかな?わしが、紹介(しょうかい)しておこう。

交番住宅地図は、普段(ふだん)の生活で目にする機会(きかい)はあまりないんじゃが、わしらの生活に密着(みっちゃく)したものなんじゃよ。例えば、街の安全を守る交番、おとどけものをとどける宅配業者(たくはいぎょうしゃ)、不動産屋(ふどうさんや)さんで物件(ぶっけん)の管理をするのにも住宅地図が使われているんじゃ。

それから、救急車や消防車(しょうぼうしゃ)を派遣(はけん)する消防署(しょうぼうしょ)でも使われているんじゃよ。消防
火事や事故が起こったとき119番に電話をかけるよね。その電話は、消防局(しょうぼうきょく)の指令室(しれいしつ)に電話がつながるんじゃ。指令室には、住宅地図データが収録(しゅうろく)されたシステムが装備(そうび)されていて、そのシステムを使えば、事故が起こっている現場(げんば)の地図が表示され、すぐに場所を特定することができるんじゃ。そして、指令室と同じ住宅地図データが消防車のカーナビにも収録されているんじゃよ。
住所だけでは、現場まで到着(とうちゃく)するのが大変じゃが、住んでいる人の名前や番地がのった住宅地図データがあれば、スムーズに現場まで到着することができるんじゃ。住宅地図は、みんなの生活を守るための道具にもなっているんじゃよ。分かったかな?
それでは、見学に行っておいで。

ページのトップへ

1.徒歩調査(とほちょうさ)


テックスくん

お兄さん、こんにちは!

お兄さん

やあ、テックスくん 。

調査1  調査2

テックスくん

今は何をしてるところですか?

お兄さん

調査用(ちょうさよう)の地図を持って、★徒歩調査をしているところだよ。

テックスくん

「徒歩調査」って何を調べるの?

お兄さん

街の様子はどんどん変わっていくよね。住宅地図は、一軒一軒(いっけんいっけん)の家やビルなどの位置や名前を正確に伝える地図だから、調査スタッフが全国を歩いて自分の目で表札(ひょうさつ)やビル名、住所の他に交差点名称(こうさてんめいしょう)や一方通行などの道路情報(どうろじょうほう)、バス停の位置や地下鉄の出入口など詳細(しょうさい)な情報を調べているんだよ。ここが住宅地図の一番大事なところなんだ。

テックスくん

え!お兄さんが一人で全国を歩いて調査しているの?

お兄さん

はっはっは。僕一人(ぼくひとり)じゃもちろん無理だから、日本全国に72ヶ所ある調査拠点(ちょうさきょてん)で年間のべ約28万人の調査スタッフが調べているんだ。街の中心部では250m×350m、郊外では2,000m×3,000m(東京ドーム約130倍の面積)の広さを1日で調査することができるんだ。

ページのトップへ

 

2.地形図入力(ちけいずにゅうりょく)


テックスくん

さあ、ここの説明は、僕にまかせて!次は、道路や家の形などの地形図の入力だよ。徒歩調査が終わった地域に新しくできた建物や道路をコンピュータで入力する作業だよ。コンピュータに直結(ちょっけつ)した大きなタブレットに調査した原稿(げんこう)をはり、★ハンドデジタイザを使って入力していくんだ。ほら、写真の作業をしてる人が右手に持っているもの、あれがハンドデジタイザだよ。

ハンドデジタイザ  地形図入力

テックスくん

これが実際(じっさい)に作業した、調査原稿(ちょうさげんこう)と地図データだよ。修正前(しゅうせいまえ)には、なかった道路が修正後(しゅうせいご)には、追加されているのが分かるね。

調査原稿と地図データ

 

ページのトップへ

3.文字入力(もじにゅうりょく)


制作

テックスくん

ここは、地図に表示される文字をつくるところなんだ。ここではオペレータのみなさんが、調査原稿を見ながらパソコンで★文字を入力していくんだ。さあ、あとは印刷(いんさつ)すれば出来がりだよ。

お姉さん

ちょっと待って、テックスくん。

テックスくん

エッ?

お姉さん

印刷の前に大切な仕事が残ってるよ。まだ地図の文字と地形が別々にわかれている状態だから、それを合成しなきゃいけないの。それと、文字や地形にまちがいがないかもチェックしないとね。

テックスくん

そうか。じゃあ、そっちも見学しないと。

お姉さん

わたしが案内してあげるわ。

ページのトップへ

 

4.データ合成(ごうせい)


テックスくん

ここがデータの合成をするところか・・・。

お姉さん

地図の地形図と文字データを合成してるのよ。いろいろなデータは左の図のように階層構造(かいそうこうぞう)になっていて、それらが重なって一枚の地図になるのよ。

階層構造
テックスくん

なぜ、そんなややこしいことをするの?一枚のデータにしたほうが簡単だと思うけど・・・。

お姉さん

使う人が必要なデータだけを集めたり、使う人の持っているデータ(★ユーザデータ)を追加して地図を作ることができたり、いろいろと便利なのよ。例えば、データを選んで文字のない白地図(はくちず)も作れるわ。

テックスくん

いろいろ工夫されているんだね。このあと、最後のチェックをするんだね。

お姉さん

そう、その作業を「校正」といって文字や地形のチェックをするのよ。こうして出来上がった住宅地図の電子データは、★データベースとして保管されるのよ。

ページのトップへ

 

5.刷版(さっぱん)


テックスくん

さてここからがゼンリンプリンテックスでの作業だよ。

テックスくん

ここではまず、印刷用の版をつくるんだ。ゼンリンプリンテックスでは「ダイレクト★製版(せいはん)」といって、ゼンリンから住宅地図データをもらってコンピューターで住宅地図のページわりを行ってCTP板というアルミの板に焼き付けてるんだ。この版を機械に取り付けて印刷するんだよ。

製版1  製版2

テックスくん

いま機械から出てきているのが焼きつけの終わったCTP板だよ。

おじさん

ところでテックス君、CTP板のしくみは知ってるのかな?

テックスくん

え、えっとー・・・。

焼き付け

おじさん

はっはっは。いいかい、CTP板には感光剤(かんこうざい)という光に反応する薬品がぬってあるんだ。住宅地図データの線画(せんが)のとおりにレーザーを当てて焼き付けという処理(しょり)を行うんだよ。しかもこのレーザーは、虫めがねで見るとごく小さな点のあつまりなんだよ。光のあたった部分だけを変化させることで、インキのついていい所とついてはいけない所を分けているんだ。

ページのトップへ

 

6.印刷(いんさつ)



印刷1  印刷2

テックスくん

うわぁ、これが印刷機(いんさつき)なんだね。いろんなものが、★印刷されていくよ。

おじさん

印刷では、オフセット方式というのを採用(さいよう)していて、1時間に10,000枚もの地図が印刷されていくんだ。この工場では、この大きな印刷機3~5台を使って地図の印刷をしているんだ。

ページのトップへ

7.製本(せいほん)


テックスくん

印刷のあとは、いよいよ★製本だね。

おじさん

そう、すり上がった地図を本にして、そのあとの箱詰(はこづめ)まで自動ラインで仕上げられて完成だ。

テックスくん

これで出来上がり!こうやって作られた住宅地図帳(じゅうたくちずちょう)は、いろんな場所で活躍(かつやく)しているんだ。たとえば、君の家に宅配便(たくはいびん)や出前(でまえ)がとどくとき、配達(はいたつ)する人の多くがこの住宅地図(じゅうたくちず)で君の家を確認してから配達してるんだって。

おじさん

交番でおまわりさんに道をたずねた時、すぐに教えてくれるのも、この住宅地図(じゅうたくちず)を使っているからだよ。ほかにも消防署や市役所、電力会社やガス会社、水道局など数えたらキリが無いほど多くの場所で、無くてはならないものとして利用され、みんなの生活をかげで支えているんだ。

製本2  出荷

テックスくん

あ、ただいまプリン博士。

プリン博士

やれやれ、なんとか見学してきたようじゃな。

ページのトップへ